帰国子女の中学受験㉙ 2021年度受験結果

ちょっと仕事が忙しくて、書きたいこともかけなかったのですが、少し前にenaあざみ野校の2021年度受験結果説明をオンラインで見ることができたのでどんな様子だったか書いてみます。

enaは一般生向けの教室と帰国子女向けの国際部に分かれていて、一般向けはよく知りませんが公立一貫校に強いと聞いたことがあります。国内は渋谷、東京、あざみ野、西船橋に校舎があるようです。この内の、あざみ野校の受験結果説明会となります。ena全体の説明会ではないです。

まず、各上位校の合格者数などの説明があり、その後月別に個別の学校の説明がありました。主に、英検のレベルと合格者数を比較することで学校のレベル感を伝えるという方法で、比較軸がはっきりしているのでわかりやすかったです。

まずは11月です。

今回の11月といえばやはり広尾小石川に注目が集まったようです。初年度から予想を超える受験生が集まったようで、帰国子女枠も一般枠も大人気でしたね。

あざみ野校から広尾小石川を受験した方の結果は以下の通りです。

英検1級2名中1名合格、準1級4名中2名合格、2級2名中0名合格。。。という結果です。初年度なのでもう少し受かりやすいかと思いましたが、かなり厳しいですよね、説明していた先生のお話しでは、11月で最初の受験という生徒が多く、1級を持っているレベルの子でも取りこぼすことがあるということでした。来年以降も当然このレベル感だと思うので、ここを受ける方は最低英検準1級レベルは必要ということだと思います。

また、11月のもう一つの人気校といえば三田国際ですが、こちらも年々難易度が上がっているようです。ただし、11月に残念な結果だった方で12月の再挑戦で合格するケースも多いそうです。

次に12月です。

12月は付属校として人気の立教池袋学習院があります。立教池袋はご存知の通りの付属校難化を受けて、難易度が上がっているそうです。帰国子女枠で受ける場合、面接で英語の使用を選択すると合格率が上がるそうです。

学習院は立教池袋と比べると難易度の上昇がまだ緩やかだとか。

女子校のことは聞き流していたのですが、頌栄についても説明していました。確か、英検準1級、enaの帰国子女模試で偏差値50以上、英会話が得意の3つを満たすと合格できるとおっしゃっていました。

貴重な共学校である都市大等々力ですが、こちらもやや難化したそうです。

そして、私も密かに注目している暁星学園ですが、あざみ野校からは6名受験して5名合格したそうです。学校のホームページを見てみたら今年の帰国子女受験は24名受験して13名合格とされています。すると、あざみ野校の合格者占有率は38%となります。すごいですねー

最後に、12月の最大の人気校である広尾学園です。

こちらも益々人気のようで、あざみ野校の受験結果は以下の通りとのこと。

英検1級2名中1名合格、準1級7名中4名合格、2級受験なし。

この結果だけ見ると、広尾学園の英語レベルはやっぱり高いということを再認識しますが、小石川もほとんど同じレベルと感じてしまいます。ここを目指す方は多いですが、最低準1級レベルは必要となるようです。

ちょっと長くなってきたので1月2月の分は次の回に書きたいと思います。