帰国子女の中学受験② いろんな学校がありますね

帰国子女中学受験を検討する前提として、どんな学校が帰国子女を受け入れてくれるのかということを調べないといけないですよね。

まず、帰国枠受験と関係なく私立中学を大きく2つのタイプに分けます。

・大学付属校

・中高一貫進学校

大学付属校はその名の通り大学に付属している中学校なのですが、大学までそのまま進学していくタイプ(早慶の付属やMARCHの付属校など)と、大学付属といいながらほとんどの生徒が別の大学を受験するタイプ(東京都市大学付属や国学院久我山など)があります。中高一貫校は大学受験を前提として6年間かけてその学校独自のカリキュラムが用意されているケースが多いです。

 

次に、帰国子女を受け入れた後、どのようなケアをしてくれるのかという観点からわけることができます。

・帰国生のみのクラスを編成し、帰国生の実情に合わせた授業を行う

・一般生と混ざったクラス編成だが、主要教科はレベル別に分けた授業を行う

・一般生と混ざったクラス編成だが、英語のみレベル別に分けて授業を行う

・一般生と混ざったクラス編成で特別なケアはしない(一般生と同じ扱い)

 

さらに、帰国枠受験は試験のタイプも学校によって様々で、以下のようなタイプがあります。

・英+算+国

・算+国

・英+算or国

・英のみ

・一般生と同じ問題で、点数を加算

このように様々なパターンがあり、さらに算数と国語を一般生と同じテストとするケースや帰国生用に難易度を下げるケース、日本語作文や英語のエッセーを書くケース、算数も英語で出題するケースなど学校によって千差万別です。

さらにさらに面接もバリエーション豊かで個人面接、親子面接、グループ面接があり、日本語のみの学校、日本語と英語で面接する学校、グループで英語でディスカッションなど、学校ごとに違いすぎて把握するだけでも大変です。

 

志望校を絞り込むに際して、大学付属にするのか、大学は受験するのか、帰国生のケアはどうなっているか、試験のタイプなどを全て検討しないといけません。

そして、なにより大切なのは教育方針、校風、カリキュラムがうちの子に合いそうかどうかです。また、当然ながら通える範囲にある必要がありますし、親としては学費も気になるところです。

 

うちの場合、中学受験をする大きな目的が次の2点です。

①英語力をのばす

②帰国子女でも楽しい学校生活をおくる

この2点を頭に入れながら、学校案内やホームページ、口コミ情報を精査してある程度絞ったところで本人と相談しようと思います。