2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

帰国子女の中学受験⑯ 東京都市大学付属中学校

次に、現在記載を予定している新興校で唯一の男子校である東京都市大学付属中学校です。 ①沿革 1950年代に武蔵工業大学附属校として設立。2009年に武蔵工業大学が東横学園女子短期大学との統合で東京都市大学に改称したことから、中学校も東京都市大学附属中…

帰国子女の中学受験⑮ 広尾学園

今回は、新興校の帰国子女受入校の中で渋渋に次ぐ知名度と思われる広尾学園について書いてみます。 ①沿革 1918年に順心女学校として設立され、2007年に順心女子中学校・高等学校を共学化して広尾学園中学校・高等学校に改称。2012年に現在の校舎が完成してい…

帰国子女の中学受験⑭ 渋谷教育学園渋谷中学

それでは、共学化および改称して国際教育を充実させることで人気校となっていった学校の代表ともいえる渋谷教育学園渋谷中学について見ていきたいと思います。 ①沿革 ご存じの通り、渋渋の前に渋幕の成功があります。理事長兼校長である田村哲夫先生が母校で…

帰国子女の中学受験⑬ 新興校vs伝統校

帰国子女の中学受験⑫では宗教系の学校について見てみました。帰国子女枠がある23区内の中高一貫校は暁星学園と宝仙学園だけでしたがどちらも特徴的で、特に暁星学園は医学部への進学実績と文武両道なところが魅力的でした。 新興校vs伝統校 さて、今回は新興…

帰国子女の中学受験⑫ 宗教系(暁星学園、宝仙学園)

帰国子女の中学受験⑪では、共学校と男子校の違いについてみてみました。 このほかにも、学校を分ける切り口としては、宗教vs無宗教、新興vs伝統などが考えられます。まず、宗教vs無宗教について考えてみます。 宗教vs無宗教 宗教に拒絶反応を起こす方もいら…

帰国子女の中学受験⑪ 男子校vs共学校

帰国子女の中学受験⑦から⑨で大学付属校について検討してみました。 個別の学校を見てみると、教育理念に基づいて独自の取り組みが行われていて魅力的だと感じました。また、付属校ならではの余裕、つまり大学受験に縛られないカリキュラムや充実した施設、大…

帰国子女の中学受験⑩ 英語受験と英語の授業

さて、次に中高一貫校の学校の選定を検討しようと思いましたが、慶應湘南藤沢中等部(SFC)と中央大学附属中学校(中附)の違いで気になったところがあったので、ちょっと書いておこうと思います。 それは、受験科目と入学後の英語教育の関係についてです。 ・入…

帰国子女の中学受験⑨ 中央大学付属中学校

帰国子女の中学受験⑧では慶應SFCについて書きました。SFCは付属校のメリットを最大限に享受できるすばらしい学校だと思いましたが、やはり中学入学時点で大学まで将来が固定化されてしまうという付属校のデメリットはあるわけです。そこで私が気になったのは…

帰国子女の中学受験⑧ 慶応義塾湘南藤沢中等部

東京近郊の帰国子女受験枠のある早慶GMARCHの付属校については「帰国子女の中学受験③」に書いた通り、理社なしで受験できるのは慶應湘南藤沢中等部(SFC)、学習院中等科、青山学院横浜英和、立教池袋、立教新座、中大付属、法政第二の7校でした。 この中で、…

帰国子女の中学受験⑦ 付属校vs中高一貫校

中学受験の志望校選定にあたって、まずは大学付属校をメインに考えるのか、中高一貫校をメインに考えるのか考えたいと思います。子供の意見を尊重したいところですが、子供はまだ大学受験とか、大学選びとか、将来への影響とか全くイメージできないはずです…